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半導体不足で自動車さらに減産、ステランティスや中国NIOも
3月26日 世界的な半導体不足を背景に、自動車メーカーが相次いで減産を余儀なくされている。写真は減産を発表した中国の新興メーカー、上海蔚来汽車(NIO)の電気自動車。2018年9月、米ニューヨーク市で撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
[ワシントン 26日 ロイター] - 世界的な半導体不足を背景に、自動車メーカーが相次いで減産を余儀なくされている。26日には、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とグループPSAの統合で1月に発足したステランティスや、中国の電気自動車(EV)新興メーカー、上海蔚来汽車(NIO)が新たに減産を発表した。
ステランティスは、半導体不足を理由に、北米の5工場で来週から生産を一時停止する。対象はカナダの2工場、メキシコの1工場、米国の2工場で、4月中旬まで停める。
NIOは中国・安徽省合肥の工場で5営業日にわたって生産を停止する。また、第1・四半期の出荷予想台数を最大1000台引き下げるとした。
日産自動車は26日、米テネシー州スマーナとミシシッピ州キャントン、メキシコ・アグアスカリエンテスの工場を4月1日から2日間、停止すると明らかにした。4月6日に通常操業に戻す。
フォード・モーター、ホンダ、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォルクスワーゲン(VW)などは既に減産に踏み切っている。