ニュース速報

ビジネス

ビヨンド・ミート、中国で植物由来の「豚のひき肉」発売

2020年11月18日(水)15時32分

植物由来の代替肉を製造・販売する米ビヨンド・ミートは17日、植物由来の材料で作る「豚のひき肉」を中国で発売した。写真は、ビヨンド・ミートが製造した植物由来のパテを添えたバーガーを展示するスタッフ。2019年11月8日に北京市内で撮影。(2020年 ロイター/Jason Lee)

[17日 ロイター] - 植物由来の代替肉を製造・販売する米ビヨンド・ミートは17日、植物由来の材料で作る「豚のひき肉」を中国で発売した。アジア市場で拡大する需要を取り込む。

商品名は「ビヨンド・ポーク」。当初は上海の人気レストラン5店で提供する。

中国の豚肉消費は世界1位。新型コロナウイルスの流行を受けて、海外企業からの食肉の供給に悪影響が出ており、中国政府は食料の安全保障を重視している。

ビヨンド・ミートは6月、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<9988.HK>傘下の生鮮食品・食料品チェーン「フレッシッポ」を通じて、中国本土で植物由来のハンバーガーパテの小売り販売を始めると発表している。[nL4N2E8199]

ビヨンド・ミートは1年前に株式を上場。上場以降、株価は60%以上値上がりしている。ベジタリアン向けのメニュー拡充を図るファストフード店への販売が好調だ。

ビヨンド・ミートと競合する米インポッシブル・フーズも、香港とシンガポールで植物由来の「ビーフバーガー」を発売。中国本土でも規制当局の承認を待っている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

NZ、ホークスビー中銀総裁代行を総裁に任命 任期6

ワールド

中国系アプリがカーニー首相の虚偽情報拡散か、カナダ

ビジネス

中国BYD、欧州で高級ブランド「デンザ」お披露目 

ワールド

米最高裁、敵性外国人法に基づく強制送還を制限付きで
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 7
    フジテレビが中居正広に対し損害賠償を請求すべき理由
  • 8
    反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカ…
  • 9
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 9
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中