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米景気回復、緩慢かつ一様でない可能性=ボウマンFRB理事
米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は26日、米経済が新型コロナ禍が引き起こした深刻なリセッション(景気後退)から「目覚ましく」回復したとしつつも、正常状況には程遠く、完全な回復にはなお長時間を要するとの認識を示した。ワシントンのFRB本部で2018年7月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)
[26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は26日、米経済が新型コロナ禍が引き起こした深刻なリセッション(景気後退)から「目覚ましく」回復したとしつつも、正常状況には程遠く、完全な回復にはなお長時間を要するとの認識を示した。
ボウマン理事は「経済活動の全面回復に向けた進展は緩慢かつ一様でない可能性がある」と指摘。「FRBは引き続き進捗状況を注視し、回復支援に向けて迅速かつ柔軟に対応する」と述べた。
また、新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)は引き続き、「米経済に重くのしかかっている」との認識を示した。
カンザスシティー地区連銀が27─28日に開催する年次経済シンポジウムが注目される。27日にはパウエルFRB議長がFRBによる金融政策の枠組み見直しについて講演する。
同シンポジウムは例年ワイオミング州ジャクソンホールで世界の中央銀行首脳らを集め開催(ジャクソンホール会合)されるが、新型コロナ流行を踏まえ、今年はテレビ会議方式で開催する。