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ソフトバンクG株下げ止まらず、16年11月以来の3000円割れ
ソフトバンクグループの株価が下げ止まらず、2016年11月以来の3000円割れとなった。写真は2017年7月に東京で開かれた会見の様子(2020年 ロイター/Issei Kato)
[東京 19日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>が下げ止まらない。2016年11月以来の3000円割れとなった。投資会社に軸足を移しているため世界同時株安は何よりもネガティブな材料となり、マーケットが落ち着く気配がないことから、売りが続いている。
S&Pによる格下げ、下落過程での信用買い残増加など需給面の悪化などネガティブな要因が多く、新規の買いが見込みにくい状況だ。そうした中、昨日はグループの通信会社であるソフトバンク<9434.T>と時価総額が逆転したことが注目された。
市場では「日経平均の寄与度が高いため、ソフトバンクGの下げは市場センチメントを悪化させる」(野村証券・投資情報部投資情報二課課長代理の滝沢弘量氏)との声が聞かれる。
S&Pグローバル・レーティングは17日、SBGの長期発行体格付けを「BB+」で据え置く一方、アウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。相場急落の中での大型自社株買いで、財務健全性と格付けを重視する姿勢に疑問が生じたとしている。