ニュース速報

ビジネス

ポンド/ドル下落、英首相が12月総選挙を提案=NY市場

2019年10月25日(金)06時16分

ニューヨーク外為市場では、英ポンドが対ドルで下落。ジョンソン英首相が12月12日の総選挙実施を提案したことに反応した。2017年6月撮影(2019年 ロイター/DADO RUVIC)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、英ポンドが対ドルで下落。ジョンソン英首相が12月12日の総選挙実施を提案したことに反応した。

ジョンソン首相は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る混迷打開に向け、総選挙を提案。ただ首相に議会解散権はなく、野党の同意が必要となるため、総選挙が実現するかどうかは不透明だ。

終盤の取引でポンド/ドルは0.47%安の1.285ドル。今週に入ってからは1.43%下落している。

ポンドは対ユーロでも0.26%下落し、86.38ペンス。

総選挙を巡る不透明性は短期的にポンドへの重しとなる見通し。

ノムラのアナリストは「総選挙はポンドへのプラス材料とはならないだろう。投資家は結果が判明するまで様子見姿勢となり、資金の流入が鈍る可能性がある。そのため、われわれはユーロ/ポンドをロングとしている」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.16%高の97.65。

ユーロ/ドルは0.21%安の1.111ドル。10月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値がさえない結果に終わったことが嫌気された。

アナリストによると、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の記者会見で一部明るい見方を示したことを受け、ユーロは一時上昇。しかし、その後下げに転じた。

ECBはこの日の理事会で政策金利を据え置いた。また前回9月の決定通り、11月から月200億ユーロのペースで資産買い入れを再開し、「必要な限り」継続することを確認した。月末で退任するドラギ総裁にとって、今回が最後の理事会となった。

ドル/円 NY終値 108.61/108.62

始値 108.62

高値 108.66

安値 108.51

ユーロ/ドル NY終値 1.1104/1.1105

始値 1.1128

高値 1.1153

安値 1.1094

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏「ウクライナに耳を傾けて」、会談決裂

ワールド

インド10─12月GDP、前年比+6.2%に加速 

ビジネス

中国2月製造業PMIは50.1、3カ月ぶり高水準 

ワールド

韓国輸出、2月は1%増に回復も予想下回る トランプ
MAGAZINE
特集:破壊王マスク
特集:破壊王マスク
2025年3月 4日号(2/26発売)

「政府効率化省」トップとして米政府機関に大ナタ。イーロン・マスクは救世主か、破壊神か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった
  • 3
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身のテック人材が流出、連名で抗議の辞職
  • 4
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 5
    米ロ連携の「ゼレンスキーおろし」をウクライナ議会…
  • 6
    日本の大学「中国人急増」の、日本人が知らない深刻…
  • 7
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 8
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 9
    【クイズ】アメリカで2番目に「人口が多い」都市はど…
  • 10
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チームが発表【最新研究】
  • 3
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映像...嬉しそうな姿に感動する人が続出
  • 4
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 5
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天…
  • 6
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身…
  • 7
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 8
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 9
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 10
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 5
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 6
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 9
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中