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イタリア大統領と中銀総裁、政府の財政計画に警鐘
2018年10月01日(月)11時01分
9月29日、イタリアのマッタレッラ大統領とイタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は、連立政権が合意した財政計画で来年度の財政赤字の大幅拡大が明らかになったことを受け、債務を持続可能な水準で維持することが必要だと強調した。会見する同大統領。7月にリガで撮影(2018年 ロイター/Ints Kalnins)
[ローマ 29日 ロイター] - イタリアのマッタレッラ大統領とイタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は29日、連立政権が合意した財政計画で来年度の財政赤字の大幅拡大が明らかになったことを受け、債務を持続可能な水準で維持することが必要だと強調した。
イタリア政府は27日、2019年の財政計画を明らかにした。19年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比率は2.4%と、前政権の目標の3倍となる。
マッタレッラ大統領は、法律は「バランスの取れた予算と持続可能な債務」を義務付けていると指摘。「これは国民の蓄えを守るためだ」と説明した。
また、ビスコ総裁は、公的債務の抑制・削減に向けて官民の投資を後押しする必要があるとし、債務を縮小させる方向にしなければならないと述べた。ANSA通信が伝えた。
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