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1月全国百貨店売上高は前年比1.2%減、2カ月連続マイナス
2月21日、日本百貨店協会が発表した1月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比1.2%減の5157億円と、2か月連続マイナスになった。写真は都内で昨年7月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung Hoon)
[東京 21日 ロイター] - 日本百貨店協会が21日発表した1月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比1.2%減の5157億円と、2か月連続マイナスになった。
1月は、後半に大雪や厳しい寒波に襲われ、客足が大幅に鈍った。前半は、福袋で賑わった正月商戦や冬のクリアランスセールの開始などで比較的好調だったが、後半の失速で1月全体の売上高は前年実績に届かなかった。
一方、訪日外国人客向けの販売額は約284億円と過去最高額を更新した。昨年は1月に始まった春節が今年は2月にずれるという悪材料をはねのけ、特に都市部で活況となった。これを背景に、訪日外国人客の影響の大きい大阪・福岡など5地区では、売上高が前年実績をクリアした。
商品別では、引き続き化粧品と、美術・宝飾・貴金属など高額商品にけん引され、雑貨が前年比6.9%増。一方で、主力の衣料品は同4.0%減と、2カ月連続でマイナスとなった。
調査対象の百貨店は80社・226店舗。東京地区は前年比0.2%減と、3カ月ぶりマイナスとなった。