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ドル/円106円半ばに回復、日銀総裁ヘリマネ発言収録は6月中旬

2016年07月22日(金)00時51分

 7月21日、ヘリコプターマネーは「必要も可能性もない」とする黒田日銀総裁(写真)の発言を受けて、ドルが対円で6週間ぶりの高値から下落した。都内で2月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino/File Photo)

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 21日午前中盤の米ニューヨーク外為市場では、ヘリコプターマネーは「必要も可能性もない」とする黒田日銀総裁の発言を受けて、ドルが対円で6週間ぶりの高値から下落した。ただその後は、下げ幅を縮めている。

黒田総裁の発言を放送した英BBCが、日銀総裁のインタビューは6月中旬に実施されたと明らかにしたことで、円高の勢いが鈍った。

円は対ドルで一時105.41円まで急伸したが、その後は0.4%高の106.42円付近で取引されている。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「材料を消化するにつれ、ドル高基調があらためて意識されるだろう」とし、「この日の円の上昇は全般的なトレンドの転換というより、利益確定やポジション調整の意味合いが大きい」と述べた。

ユーロは対ドルでほぼ横ばい。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が時間をかけて経済見通しの変化を見極めると発言したことでユーロは買われたが、その後は押し戻されている。

ロイター
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