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バルファキス氏、ギリシャの「悲しい選挙」に参加せず
8月27日、ギリシャのバルファキス前財務相は総選挙について「悲しい」と表現、参加しない考えを明らかにした。写真はブリュッセルで6月撮影(2015年 ロイター/Yves Herman)
[アテネ 27日 ロイター] - ギリシャのバルファキス前財務相は27日、来月20日実施見通しの総選挙について「悲しい」と表現、参加しない考えを明らかにした。
代わりに、欧州中に「民主主義を取り戻す」新たな運動立ち上げに意欲を見せた。
ロイターの取材に答えた。バルファキス氏は辞任後、チプラス首相に反旗を翻し、支援・緊縮策を批判している。
チプラス氏率いる与党、急進左派連合(SYRIZA)でも、支援策に反対票を投じたバルファキス氏らが同党から出馬することを認めない方針を示している。
バルファキス氏は、民主主義の復活を狙った欧州ネットワークを設立する意向を表明。将来的には政党になる可能性があり、多くの支持が寄せられたとしつつ、現時点で考え事に過ぎないと説明した。
バルファキス氏は「国家レベルで機能する国民政党の代わりに、国家レベルで活発に動く欧州ネットワークとする」と指摘。「急ぐものでなく、ゆっくり燃えて、次第に欧州中に根を伸ばすものだ」と語った。