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コカ・コーラ決算予想上回る、収益改善に一定の効果
7月22日、米コカ・コーラの第2・四半期決算は、利益、売上高ともに市場予想を上回った。写真は同社商品。メリーランド州で2月撮影(2015年 ロイター/Gary Cameron)
[22日 ロイター] - 米飲料大手、コカ・コーラ
株主帰属の純利益は31億1000万ドル(1株当たり0.71ドル)と、20%近く増えた。特別項目を除いた1株利益は0.63ドル。
純売上高は3%減の121億6000万ドル。ただ為替差損や買収、売却の影響を除くベースでは4%増収だった。
市場予想は1株利益が0.60ドル、売上高が120億6000万ドルだった。
炭酸飲料「コカ・コーラ」の販売量は広告を増やしたことが寄与し1%増加。無糖の「コカ・コーラ・ゼロ」の販売量は6%増えた。
売上高全体の半分近くを占める北米の売上高も2四半期連続のプラスとなった。
同社は健康志向の高まりを受けて主力の炭酸飲料が低迷。2015年を「移行の年」と位置づけ収益改善に取り組んでいるが、一定の効果が出始めていることを示唆した。
同社はまた今年の自社株買いを従来想定の20億━30億ドルから20億━25億ドルに縮小する考えを示した。
序盤の取引で、同社株は0.3%上昇している。