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ユーロ圏経済の回復続く、潜在成長率はなお低迷=ECB月報
2015年06月19日(金)09時59分
6月18日、欧州中央銀行(ECB)は月報を公表し、ユーロ圏経済の回復は続くが、潜在成長率が上向く見込みはなお低い、との見方を示した。昨年10月撮影(2015年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は18日、月報を公表し、ユーロ圏経済の回復は続くが、潜在成長率が上向く見込みはなお低い、との見方を示した。
ECBは、ユーロ圏経済の将来性についての見通しがさえないことが、欧州株に影響している可能性があると指摘した。欧州株はECBによる量的緩和(QE)発表後には急伸したが、その後は低迷している。
ECBは月報で「最近発表された経済指標は予想を上回っているが、ユーロ圏の潜在成長率が上向く見込みは依然として低い」と指摘。
「これがアナリストの長期の収益予想を圧迫しており、ユーロ圏の自己資本利益率(ROE)見通しは米国より大幅に低い」としている。
一方、ユーロ圏の回復は今後「一段と広がる見通し」と強調。雇用好転や原油安を背景に、民間消費が景気を支援するとの見方を示した。
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