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資産クラスに基づく国際規則の導入必要=英中銀エコノミスト
3月27日、イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、アンディ・ホールデン氏は、世界の規制当局は国ごとに規則を定めるのではなく、特定の市場に対応した共通の規則導入に向け取り組みを強化する必要があるとの見解を示した。写真は、英中央銀行、2014年5月撮影(2015年 ロイター/Luke MacGregor)
[ロンドン 27日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、アンディ・ホールデン氏は、世界の規制当局は国ごとに規則を定めるのではなく、特定の市場に対応した共通の規則導入に向け取り組みを強化する必要があるとの見解を示した。
27日のオランダでの講演準備原稿で、「マクロプルデンシャル規制で協調する余地が広がっている可能性がある」と指摘した。
マクロプルデンシャル規制は、住宅市場向け信用といった特定のセクターを抑制するために導入される資本規制など一時的な措置のこと。
ホールデン氏は「(協調の)1つの方法としては、国別ではなく資産クラスに基づいたマクロプルデンシャル規制を導入することが挙げられる」と提案した。
同氏は、国際資産市場に基づいた規制の策定プロセスはすでにある程度進んでいるものの、より多くの資産市場における変動に対応できるよう、取り組みを広げることが可能と指摘している。