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国際金融規制、すべて収束したわけではない=平野・全銀協会長
2015年03月19日(木)19時05分
3月19日、全国銀行協会の平野信行会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は定例会見で、バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委)などがまとめる金融規制について「まだ複数の規制が検討されており、すべて収束しているわけではない」との見解を示した。写真はスイスのバーゼルにある国際決済銀行(BIS)の建物。2013年12月撮影(2015年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[東京 19日 ロイター] - 全国銀行協会の平野信行会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は19日の定例会見で、バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委)などがまとめる金融規制について「まだ複数の規制が検討されており、すべて収束しているわけではない」との見解を示した。
バーゼル委は、現在、信用リスクの計測手法のうち最も簡便な標準的手法や、銀行勘定の金利リスクの取り扱いなども見直しの必要性を検討している。
平野会長は「金融規制のあり方を間違えると思わぬ結果を招きかねない」として、今後、全銀協を通じて意見発信をしていく方針を表明した。
邦銀の資本政策としては「その時点での見通しを持ちながら、柔軟な対応を行っていく」として、規制の行方を踏まえながら政策を決めていく必要があるとした。
(布施太郎)
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