ニュース速報

ビジネス

欧州株式市場サマリー(5日)

2015年03月06日(金)05時18分

[5日 ロイター] - <ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数<.FTSE>が続伸し、取引時間中の過去最高値に迫った。最終的には41.90ポイント(0.61%)高の6961.14と、終値の過去最高値を更新して取引を終えた。好調な業績を発表した保険大手アヴィヴァが買われ、全体水準を押し上げた。

欧州中央銀行(ECB)が国債購入の開始日を発表したことも相場を下支えした。この日はイングランド銀行(英中央銀行、BOE)も政策金利を過去最低水準に据え置いた。

アヴィヴァは7.1%高。2014年の通期利益が市場予想を上回ったことが好感された。

同業のフレンズ・ライフも14年の営業利益が38%伸びたとの発表し、株価が7.1%上がった。

前日に特別配当を発表した民放のITVは、複数の証券会社が目標株価を引き上げ、株価は2.8%上昇した。

鉱業株指数<.FTNMX1770>は0.01%下落と、低迷した。世界最大の金属消費国である中国が、15年の実質経済成長率の目標を7%前後に引き下げたことが嫌気された。

配当落ちとなった金融大手HSBCは2.7%安だった。

<欧州株式市場> 続伸し、FTSEユーロファースト300指数が一時、7年以上ぶりの高値に上昇した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が国債などの購入プログラムについて、必要ならば来年9月を越えて続ける考えを示したほか、今年と来年のユーロ圏の成長率見通しの上方修正を発表したことが好感された。

スーパー大手の仏カルフールやファンド運営の英シュローダーが買われ、相場を押し上げた。

FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は12.45ポイント(0.80%)高の1569.48で取引を終えた。一時は2007年11月以来の高値となる1572.02まで上昇した。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は34.77(0.97%)高の3618.21だった。

世界第2位の小売り業者であるカルフールは2.4%高。欧州地域の大型スーパーマーケットてこ入れのために今年の設備投資額を増やすとしたことが買い材料となった。

シュローダーは昨年の税引き前利益が市場予想を上回ったほか、ネットの資金流入が248億ポンドと3倍を超える伸びになったことが好感され、株価が4.7%上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

レバノン空爆、国連が外交努力呼びかけ 病院は機能不

ワールド

再送イスラエル軍とヒズボラの攻撃応酬続く、国連は外

ワールド

米原潜の釜山入港、北朝鮮の金与正氏が批判「米国の野

ビジネス

JPモルガン、インドと日本に強気 東南アジアも有望
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感...世界が魅了された5つの瞬間
  • 2
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...医師が警鐘を鳴らす
  • 3
    先住民が遺した壁画に「当時の人類が見たはずがない生物」が描かれていた「謎」...南ア大学チーム
  • 4
    中国「愛国ビジネス」暴走、日本人襲撃...中国政府は…
  • 5
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 6
    浮橋に集ったロシア兵「多数を一蹴」の瞬間...HIMARS…
  • 7
    がん治療3本柱の一角「放射線治療」に大革命...がん…
  • 8
    キャンプ中、アリの大群に襲われた男の「悪夢」...這…
  • 9
    「ゾッとした」「未確認生物?」山の中で撮影された…
  • 10
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 1
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感...世界が魅了された5つの瞬間
  • 2
    がん治療3本柱の一角「放射線治療」に大革命...がんだけを狙い撃つ、最先端「低侵襲治療」とは?
  • 3
    クローン病と潰瘍性大腸炎...手ごわい炎症性腸疾患に高まる【新たな治療法】の期待
  • 4
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 5
    浮橋に集ったロシア兵「多数を一蹴」の瞬間...HIMARS…
  • 6
    世界で最も華麗で高額な新高層ビルに差す影
  • 7
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 8
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 9
    北朝鮮で10代少女が逮捕、見せしめに...視聴した「禁…
  • 10
    「ポケットの中の爆弾」が一斉に大量爆発、イスラエ…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 4
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 5
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 6
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 7
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 8
    止まらない爆発、巨大な煙...ウクライナの「すさまじ…
  • 9
    「ローカリズムをグローバルにという点で、Number_i…
  • 10
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中