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ロンドン株続落、中国の需要低迷を懸念

2015年02月11日(水)04時55分

[ロンドン 10日 ロイター] - 10日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が続落し、8.03ポイント (0.12%)安の6829.12で取引を終えた。中国の需要低迷が懸念されてコモディティ関連株が売られ、全体水準を押し下げた。

朝方発表された中国の1月の消費者物価指数(CPI)は伸び率が約5年ぶりの低水準に落ち込んだ。生産者物価指数(PPI)は低下した。

世界最大の金属消費国である中国の経済低迷があらためて示され、鉱業株に売りが集中。鉱業株指数<.FTNMX1770>は2.81%低下した。

国際エネルギー機関(IEA)が10日公表の月報で、原油在庫が今年半ばに過去最大になるとしたことで、北海ブレント原油の価格は1バレル=58ドルを下回った。中国の需要低迷懸念と合わせて市場の重しとなり、原油・天然ガス株指数<.FTNMX0530>は1.93%低下した。

郵便事業のロイヤル・メールは4.9%下落した。JPモルガン証券が投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に引き下げたことが嫌気された。

一方、英スーパーマーケット最大手のテスコは3.6%上昇した。調査会社カンター・ワールドパネルによると、テスコの売上高は1年ぶりに伸びた。

スーパー大手のWMモリソンは売上高が2013年12月以来の大きさとなり、株価が3.4%上昇した。

小売り大手マークス・アンド・スペンサー(M&S)も4.9%上昇し、FT100種の中で最も大きく伸びた。 RBCキャピタル・マーケッツが投資判断を引き上げたことが好感された。

ロイター
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