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ゆうちょ預入限度額、2600万円に倍増へ 来週にも報告書=関係筋
2018年12月20日(木)09時49分
[東京 20日 ロイター] - 政府は、ゆうちょ銀行<7182.T>の預入限度額を現行の1300万円から2600万円に倍増させる方針を固めた。複数の関係者が20日、明らかにした。郵政民営化委員会は来週にも委員会を開き、報告書をまとめる。報告書を受け、総務省・金融庁は政令改正の手続きに入る。
現行は限度額の対象が通常貯金と定期性貯金の合計額だが、通常貯金と定期性貯金に分けて限度額を設定し、それぞれ1300万円とする。
金融庁の方針を反映し、民営化委は報告書に、日本郵政<6178.T>が保有しているゆうちょ銀株の早期売却なども盛り込む方向で調整に入った。
民営化委は今年、3年に1度の郵政事業の見直しを実施。限度額の取り扱いが焦点となっていた。日本郵政が通常貯金の限度額撤廃を要望する一方で、民間金融機関や金融庁は、ゆうちょ銀への資金シフトやゆうちょ銀の運用難などを理由に限度額の緩和に反対してきた。
*内容を追加しました。
(和田崇彦)
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