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飼い主や同居ネコの名が分かる? 2022年に話題となったネコにまつわる研究
ここまでの話を聞いて、「トラ・サミットの寅年はこじつけだ」と思った方も多いのではないでしょうか。「たまたま日本の寅年にサミットが行われただけで、世界的には関係ないはずだ」と考えるのももっともです。
日本の十二支は中国からもたらされました。日本以外のアジア諸国でも十二支を使う国が多く、ロシアやベラルーシにも中国から伝わって現在でも使われています。十二支の順番は日本とほぼ同じで、10年や22年はどの国も「寅年」でした。
さらに、日本では23年の干支はウサギですが、タイ、ベトナム、チベットではウサギの代わりにネコが十二支入りしています。
十二支にネコがいない理由は、「神様に挨拶に来た動物を先着順で十二支にしたが、ネコはネズミに騙されてたどり着かなかった」という説が有力です。ただし、タイは昔から王室でネコが飼われるほど重用されていたり、ベトナムではウサギが一般的ではなかったりしたために、ネコがウサギの代わりに十二支にエントリーされていると考えられています。
日本の正月には、新年の十二支が縁起物として売られたり販促物として小売店で配られたりします。日本以外の国でも、十二支の動物はラッキーアイテムとして飾られることが多いそうなので、ネコ好きの人は来年、タイやベトナムを訪ねてみると、珍しい「ネコの十二支グッズ」を楽しめるかもしれません。
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