ベトナムと日本人
観客を入れて開催!サッカーW杯最終予選 日本対ベトナムの感染予防対策はどう?【試合日11月11日】
11月11日にハノイ市でFIFAサッカーワールドカップアジア予選のベトナム対日本の試合が行われる予定です。
ベトナムの国民的スポーツはサッカーで、この日は厳重なコロナ感染対策をした上、
観客を入れて開催する予定になっています。
強烈なベトナムのサッカー人気
ベトナムの国民的スポーツは誰が何というとサッカーです。
ベトナムサッカーチームが他国と試合をする日は街の交通量は減り、学生は授業に、大人は仕事に身が入りません。
決勝戦など大事な試合なら、授業や仕事を早く切りあげるところもあるでしょう(笑)。
あちこちのカフェで大勢のベトナム人が大画面テレビを囲み、大歓声が溢れます。
部屋にいても、外から聞こえる歓声の感じで、点が入ったかどうか、試合の状況がわかるほどです。
試合に勝つと街では多くのバイクと車がベトナム国旗を翻して走り回る「Đi bão(ディーバオ)」が自然発生的に起こります。
そしてベトナムは親日国で、ベトナム人は日本に親しみと信用を感じています。
そんなベトナムがホームで日本と対戦するのですから、今からベトナムは盛り上がっています。
前回日本と対決したのは2019年1月24日、試合地はドバイでした。
試合は1対0でベトナムは負けてしまいましたが、
前半は猛烈な攻めで日本は押されていました。
当時試合を見ていた時私は「日本負けるかも!???」と思ったほどです。
そんな流れもあり、ホームで開催されるベトナム対日本の試合を、
ベトナム人は皆楽しみにしているのです。
当日は観客を入れて開催
その開催スタジアムがハノイ市にあるミーディンスタジアムで、
この日の試合は観客が入り開催できる事になりました。
ハノイ市は、11月11日に日本、11月16日にサウジアラビアとのFIFAサッカーワールドカップ予選で、
会場であるハノイ市のミーディンスタジアムに観客を入れるのを許可する事に同意したとの報道がありました。
観客の感染防止対策はどうなっているのか?
ただし、スタジアムで観戦するには厳しい条件があります。
●観客数は各試合とも観客席の30%以下にする事
●スタジアムに入るには、観客はワクチンを2回接種している事(2回目接種は14日以上経過が必要)、
●または6か月以内に新型コロナウイルスから回復している事。
●試合の72時間前までに新型コロナウイルスの検査を行い陰性であること。マスクは必ず着用。
ベトナムサッカー連盟によると、ミーディンスタジアムの収容人数は40,000人を超えています。
したがって、組織委員会は約12,000人の観客にチケットを販売する事が出来る。
ハノイ市の発表によると試合の主催者は、新型コロナの予防と管理を確実にするための計画を策定および実施し、
トーナメントの開幕の少なくとも15日前に承認を得るために管轄当局に提出する必要があります(検査、テスト、確認を含む)。
参加者と観客の安全、および新規感染者が検出された場合の取り扱いについて、
保健当局と計画策定、消毒および衛生対策を実施する事。
ハノイ市人民委員会は、ベトナムの規制と世界サッカー連盟(FIFA)およびアジアサッカー連盟(AFC)のガイダンスに従い、
COVID-19の流行を制御、防止、および制御するための措置を実施するために、調整するよう関連機関に要請。
選手の感染予防対策について
選手とチーム関係者の感染予防、健康診断とモニタリング、体温測定のための施設と設備の確保をする事。
医学的隔離の場合、怪我、病気、新型コロナの症例を受け入れて治療する病院を指定する。
空港、代表団が滞在するホテル、トレーニンググラウンド、競技場での試合前、試合中、試合後のセキュリティと安全を確保するための計画を立てる事など万全を期している。
当日までに外国人の隔離無し観光客入国は出来るのか?
ところで試合日までに日本からベトナム(ハノイ市)に隔離なし入国は出来るのか?
現時点でベトナムの文化スポーツ観光省は外国人観光客の入国草案を発表はしているが、入国許可はしてない事から、
残念ながら試合日に日本からベトナム入国は難しいかもしれません。
4月から始まった新型コロナの第4波で、ベトナムに駐在していた日本人の多くが帰国したことから、
日本人の観客は少ないと思われ、応援では負けると思われます。。。
いずれにせよ、観戦があるベトナム対日本の試合を楽しみにしている人々が多いですから、
11月11日は盛り上がる事間違いないでしょう!
W杯アジア最終予選ベトナム代表戦 ベトナム対日本 開催日時
キックオフ時間 日本時間11月11日21時(現地時間11日19時)
開催地 ベトナム ハノイ市 ミ―ディン ナショナル スタジアム (Mỹ Đình National Stadium)
著者プロフィール
- ヨシヒロミウラ
ベトナムハノイ市在住。北海道江別市出身。武蔵大学経済学部経営学科卒業。2017年に国際交流基金日本語パートナーズとしてハノイに派遣。ベトナムの人々と社会に魅了されベトナム定住。現在進行形のベトナム事情を執筆。ベトナム情報ブログ「ベトナムの日本人」と北海道江別市の情報サイト「江別市民ニュース」も運営。ベトナムハノイ市の日本食ネットスーパー「アクルヒハノイネットスーパー」応援係。えべつ観光特使として北海道江別市の納豆をベトナムへ輸出コーディネイト。ベトナムと日本・北海道を繋げる。ツイッター @yoshihiro_x