ベトナムと日本人
卒業が近づくベトナムの中学9年生は記念づくりに一生懸命!
ベトナムの学生は小学校から高校までの学年の呼び名は、1年生から12年生までとなります。
小学校は1年生から5年生までの5年間。
中学校は6年生から9年生までの4年間。
高校は10年生から12年生までの3年間となります。
日本と比較して違いを感じやすいのは中学校です。
中学校に最低学年が日本で言えば小学6年生と同じ年齢なので、それを知らずに中学6年生を見た日本人は「ベトナムの中学生は小学生みたいだ」と誤解をするわけです。
私が6年生から教え始めた生徒が今年は卒業してしまいます。
その学生達は4年間の中学校生活の記念作りに一生懸命です!
友情に熱いベトナムの学生
私は小学6年生から中学3年生までの生徒の成長を見守る事が出来てとても幸せな気持ちでいっぱいです。
ベトナムの学生は(大人もそうですが)日本人と比較すると一人一人が自分の感情に素直に行動する。
クラスをまとめる時に大変な時もあれば、逆に一つにまとまると強烈な力を出す時もあり、
それを見る私は強い感動を受ける時があります。友情に熱いのがベトナムの学生の特徴の1つです。
4年前、校内のバスケットボール大会が行われた時に、このクラスの男子達はこの試合に夢中になり毎日一生懸命練習をしていました。
女子たちは男子を練習時期から一生懸命に応援をしていました。
大会では準決勝まで進んだんですが、残念ながら負けてしまいました。
勝ち進んでいる時は熱狂し、そして負けた時は男子全員で泣きじゃくる!
日本の学生達にもこの気持ちはありますが、ストレートに感情を出す姿を見ると心を打たれます。
やさしく男子を見守る女子の姿も美しい(ベトナム女性は学生も大人もとても強いのが特徴ですが)。
以前書いた、バレンタインの折り紙をした記事を書きましたが、
このクラスでもおりがみをしました。
(筆者撮影)
(筆者撮影)
すると、おりがみを折り終わると仲の良いグループ同士で休憩時間に記念撮影が始まりました(笑)。
(筆者撮影)
(筆者撮影)
ベトナムでフェイスブックはまだ人気ですが、最近の学生たちは親がやっているから好きな投稿をしにくいと、
だんだんと利用が減っています。人気SNSはTik Tokやinstagramです。
この子たちが大人になる頃のベトナムはどうなっているか?
(筆者撮影)
毎年平均収入が上がり、明るい未来を見やすいベトナムです。
熱さと友情を忘れず、つまらない大人にならず、革新的で新しいベトナムを作って欲しいと願っています。
(同僚教師撮影)
(筆者撮影)
著者プロフィール
- ヨシヒロミウラ
ベトナムハノイ市在住。北海道江別市出身。武蔵大学経済学部経営学科卒業。2017年に国際交流基金日本語パートナーズとしてハノイに派遣。ベトナムの人々と社会に魅了されベトナム定住。現在進行形のベトナム事情を執筆。ベトナム情報ブログ「ベトナムの日本人」と北海道江別市の情報サイト「江別市民ニュース」も運営。ベトナムハノイ市の日本食ネットスーパー「アクルヒハノイネットスーパー」応援係。えべつ観光特使として北海道江別市の納豆をベトナムへ輸出コーディネイト。ベトナムと日本・北海道を繋げる。ツイッター @yoshihiro_x