ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
第129回:ミャンマー言いたい砲台ラヂオ放送後記【World Voice特別出張編】
おはようございます。
日差しが強いヤンゴンを自転車で移動しまくっているせいで日焼けしているところとしていないところの差が酷くなり、中学生時代を思い出している今日この頃です。
今回は毎週放送中のミャンマー言いたい砲台ラヂオの放送後記を書いていきたいと思います。
今回は初のスポンサー提供回となりました。
インドネシアNo.1 ママメディアの「HaiBunda(ハイ ブンダ)」そして
女性向けライフスタイルメディアの「Beautynesia(ビューティーネシア)」
の提供でお送りします。
現在行っているクラウドファンディング
更に多くのミャンマーの子供たちへ絵本「えんとつ町のプペル」を届けたい!!
のリターン(返礼品)の中にラジオスポンサー権とうのがあります。
こちらにBeautynesia社 CEO 長谷川智紀(Hasegawa Tomoki)さんから支援をいただき、今回のスポンサー提供回が行われる事となりました。
果たしてこのリターンで支援が来るのだろうかと不安はあったのですが、数年前から東南アジアの経営者コミュニティで知り合った長谷川さんが「同じ東南アジアで頑張る新町さんを応援したい」ということでご支援をいただく事ができました。
長谷川さんは去年私が超個人的に行っているフラワー&バナナの活動にもご支援いただいた事があります。
長谷川さんが手掛ける事業は
Beautynesia (月間読者400万人)
Haibunda(月間読者850万人)
と何百万人もの読者がいるメディアです。
このような方に私の活動が知っていただけているのは凄く光栄な事だと思いました。
引き続き頑張らねばと背筋が伸びる思いです。
こちらのラヂオスポンサー権も含め、クラウドファンディングは今月まで行っております。
是非ご支援、そしてシェア拡散などよろしくお願い致します。
それでは放送のアーカイブです
Clubhouse
放送で取り上げたニュース3選とコメント
ロヒンギャを人間の盾として利用、米シンクタンクが批判 (RFA)
こういった行動は今回が初めてでは無く歴史上これまでミャンマー国軍は幾度となく行ってきたという歴史があります。
クーデター前に知り合いのミャンマー人から「奴らは人間じゃない」という凄くショッキングで強い言葉を聞いた事があるのを思い出しました。
当時はその意味が全くわかりませんでした。
このように非人道的な行為を当たり前に行うのがミャンマー国軍という事をミャンマー国民は知っています。
NLD党員、軍の拷問で死亡(RFA)
このようなニュースに慣れてしまうことも良くない事だと思いますが、これも上記と同じようにミャンマーの国民は国軍がこのような事をする事態に驚く事はありません。
このような国軍だからこそ様々な抵抗を各地でしているのです。
どのように表面上を取り繕ったとしてもミャンマー国軍はこのような状況を是正するどころか隠蔽したり時には正当化して国民支配を続けようという組織である事を世界に知ってもらわなければいけないと思います。
軍評議会、300以上の店舗を強制退去、エーヤワディー管区 (MYANMAR JAPON)
とにかく理不尽な行動をところかまわず行うのがこのミャンマー国軍という組織です。
日本であれば、自衛隊の人であろうが法律に則っていない行動は罰せられます。
文民統制の国としての当たり前の事が日本ではキチンと担保されていますが、ミャンマーはそうではありません。
警察は軍の下部組織です。
軍法裁判は軍人を裁く場では無く、軍が支配地域の人間を自分たちの都合よく裁く場に成り下がっています。
ミャンマー国軍がやる事を管理、監視し裁く事はこの国では事実上できません。
民主化を目指した国が再びこんな状況になってしまった事は本当に残念です。
テーマトーク
「ヤンゴンで奮闘中!エンタメでミャンマーに希望を」
昨年ミャンマーに戻って来てから取り組んでいた絵本「えんとつ町のプペル」ミャンマー語版を子供たちに配る活動がようやく動き出しているところです。
私の力不足も大きな原因ではありますが、今のミャンマーの情勢だと慎重に動かざるを得ないところがあり思うようなスピードで進む事が出来ませんでした。
ようやくですが、様々な団体や、施設の方、個人との繋がりを活かし子供たちへ絵本を届ける事が出来始めたという手ごたえがあります。
先ずは少しでも多くの子供たち、そしてその周りの大人たちにこの「えんとつ町のプペル」という絵本を知ってもらい、それを広めようとする活動を知ってもらう事が大事だと考えています。
願わくばこの活動がもっともっと大きくなって沢山のミャンマーの子供たちの笑顔が少しでも増えると良いなと思います。
引き続き応援よろしくお願い致します。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan