ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
僕とプペルとミャンマー
おはようございます。
ミャンマー在住10年目、なんやかんやの仕掛け人、新町智哉が最大都市ヤンゴンからお送りしております。
さて、今回は私の人生で初、これまでで一番大きなニュースであろう出来事がこれから起こりますのでその事をお伝えしたいと思います。
人生何があるかわかりませんね。
ビックリです。
早速本題にいきつつもお知らせです。
来る5月26日、東京港区にあります増上寺で行われるミャンマー祭りにて私とキングコング西野さんとの特別対談が行われます。
どんな話の展開になるのか現状全く想像できないのですが、きっと楽しくそして実りある会になると思います。
ミャンマーに興味のある方は勿論、プペルの世界観に興味がある方も参加していただけたらと思います。
最初にえんとつ町のプペルを知ったのは発売から2016年の発売の少し後だったと思います。
当時、西野さんはLINEブログを書いていてどこかからかそこにたどり着いて「こんな面白い活動を芸人さんがやっているのか」と過去にまで遡ってブログを読みまくりました。
キングコングというコンビはとにかく勢いがあって面白いという印象が強かったです。
2007年のM1のときは最初の漫才を観た瞬間優勝だと勝手に思ったりしたものです。
そんな西野さんが新しい事にチャレンジし、中々理解されず日本中から叩かれながらも創り上げた作品が絵本「えんとつ町のプペル」でした。
西野さんのブログを読み漁っていて、『西野亮廣エンタメ研究所』というオンラインサロンなるものをやっている事を知ります。
今でこそそう珍しいものではありませんが、当時はまだ一般的では無く世間に浸透しているとはいえないものでしたが、もっと西野さんの活動を知ってみたいと思い入会しました。
2017年の7月のことです。
クローズドの有料コミュニティでの事なので詳しく内容を言う事はできませんが、世間一般に向けて発信している内容より更に濃い様々な挑戦の様子が毎日投稿されていました。
その更新頻度は今も変わらずです。
当時メンバーは2000人程だったのですが、今はメンバー数で日本一になっています。
当時既にミャンマーに居た私はオンラインサロンに参加して活動を知っていくにあたって「プペルをミャンマーで広める何かが出来ないか」という事を考えました。
昨年、ようやくミャンマー語版絵本「えんとつ町のプペル」を出版できたのですが、実はこの2017年の時からその活動は始まっていたのです。
動き出しは凄く順調でした。
サロンを通じて関係者の方と連絡を取る事ができて、ミャンマーで出版を目指す事になり、そこから1カ月後には仮契約の書類を確認するところまで進んでいました。
そしてミャンマーで出版するための印刷所も見つかり、ミャンマー語への翻訳もプロの方にお願いする事が出来たのです。
しかし、そこから私のミャンマーでの事業が様々大変な事になり
※詳しくは過去の記事をご覧ください
プペルの出版の話はとん挫する事になってしまいます。
再びチャンスが巡ってきたのは2020年のコロナの時。
ミャンマーも大変だったのですが、こんな時こそ必要じゃないかと思ったのもありました。
しかし、前向きに動いていた矢先に2021年2月のミャンマー軍事クーデターです。
さすがに終わったと思いました。
ですが、コロナの時以上に今のミャンマーにはこの物語が必要だと思ったのも事実です。
その前の年末から映画えんとつ町のプペルが公開され、沢山の人がプペルで感動していたのを知った事も大きかったと思います。
足掛け6年でようやく出版が叶った絵本えんとつ町のプペルミャンマー語版をどのようにミャンマーの人たちへ届けるか。
何よりも絵本を買えるような余裕の無い子供たちへ届けたいという想いが強くあったので、クラウドファンディングを行いミャンマーの子供たちへプレゼントする為に購入していただくというプロジェクトを立ち上げました。
ミャンマーの子供たちへ絵本「えんとつ町のプペル」を届けたい!!
結果142名の方から57万円という支援金をいただき約200冊分の絵本のプレゼンと行う為今もミャンマーで様々な団体などと相談やお話をさせていただいているところです。
プペルとミャンマーを繋ぎ、ミャンマーのエンタメが盛り上がるきっかけになればと奮闘する日々だった訳ですが、ある日「ミャンマー祭り」の運営を行っている知り合いから
「西野さんと新町さんの対談とかもし実現するなら出てもらえます?」
という自分としてはねじれの位置(中学の数学で習ったような)からの提案があり。
「もちろん私としては願ったり叶ったりですが、先方が難色を示したら瞬時に私は身を引くので西野さんの講演という形で進めてください」
と返事をしました。
「この話は無かった事に」
と流れたとしても全然おかしくは無いとずっと思っていたのですが、
ありがたい事に今日までその話は流れずついに情報公開と相成りました。
私としてはこれまでの想いやミャンマーの事など、せっかくの機会ですから西野さんへ溢れんばかりの気持ちを伝えたいのはやまやまなのですが、そこは有料チケットを買い参加してくださるお客さんの為、ぐっとこらえて有意義な会になるよう西野さんの話しの良き聞き役となるよう頑張りたいと思います。
今回はチャリティーとなっております。
イベントの利益は全てミャンマー支援に使われます。
この特別講演は勿論ですが、ミャンマー祭りの会場ではミャンマーの食や文化などが味わえる様々なブースが出ております。
是非とも参加してください。
恐らく私は出番のある26日だけではなく25日も会場でブラブラしていると思います。
見かけたら是非声をかけてください。
ミャンマー関係の方にはプペルの事、プペルファン関係の方にはミャンマーの事を熱く語りたいと思います。
この機会に沢山の方と交流が出来れば幸いです。
まだ3月なのに日中の気温がいよいよ40度に迫るヤンゴンで今から皆さんに会えるのを楽しみにしています。
それでは、また。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
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