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新型コロナワクチンが開発されても、米国の3人に1人は「接種しない」と回答

2020年8月12日(水)16時40分
松岡由希子

「新型コロナウイルス感染症予防ワクチンが接種できるようになれば、予防接種したい」と答えたのは53%であった一方、16%は「予防接種しない」と回答。「予防接種しない」と回答した割合は若年層のほうが高く、16歳から34歳までは22%であった一方、55歳以上では11%にとどまった。

英国でも、米国と同様に、科学や政府に対する姿勢や考え方が予防接種の是非の判断に影響しているとみられる。「政府はマスク着用の強制によって国民をコントロールしようとしている」と考えている人や「個人の意思決定は尊重されるべきである」と考える人は「予防接種しない」と答える傾向が強い。

この調査を主導したキングズ・カレッジ・ロンドンのボビー・ダフィー教授は、英紙ガーディアンの取材に対して「全体でみれば、予防接種に消極的なのは6人に1人程度だが、特定のグループではその割合が3分の1以上と大きくなっており、陰謀論の信奉や政府、当局、科学への不信との関連が認められる」と述べている。

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