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アメリカ政治米議会が2月8日までのつなぎ予算を可決 政府機関閉鎖は解除へ
1月22日、米議会の上下両院は22日、2月8日までの連邦政府の支出を手当てするつなぎ予算をそれぞれ可決した。写真はワシントンの連邦議会議事堂(2018年 ロイター/Joshua Roberts)
米議会の上下両院は22日、2月8日までの連邦政府の支出を手当てするつなぎ予算をそれぞれ可決した。トランプ大統領の署名を経て成立する。3日に及んだ政府機関の一部閉鎖は解除される見通しとなった。
つなぎ予算は、下院で266対150で、上院では81対18で可決された。
ただ、与党共和党と野党民主党は、今回の予算が失効する2月8日までに対立する移民政策について再び協議する必要がある。
トランプ大統領は声明で「議会民主党が正気を取り戻したことを、うれしく思う」と述べた上で「米国にとって良い場合に限り、移民制度に関する長期的な合意を結ぶ」と表明した。
共和党と民主党は、対立していた移民政策で妥協点を見いだした。民主党はつなぎ予算を支持する条件として、幼少期に親と不法入国した「ドリーマー」の保護を要求していたが、最終的には「ドリーマー」の問題も含めた移民政策を今後も協議することを受け入れた。
連邦政府機関の閉鎖は2013年10月以来。トランプ大統領は共和党議員や政府機関幹部と電話会談で対応にあたり、週末予定されていたフロリダにある別荘へ行く計画も取りやめていた。
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