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北朝鮮トランプ、北朝鮮巡る中国の外交努力に不満「ロケットマンに効果ない」
11月30日、トランプ米大統領(写真)は、北朝鮮の核・ミサイル開発問題打開に向けた中国の外交努力に効果がないことに不満を示した。2016年10月撮影(2017年 ロイター/Carlo Allegri)
トランプ米大統領は30日、北朝鮮の核・ミサイル開発問題打開に向けた中国の外交努力に効果がないことに不満を示した。
トランプ氏は北朝鮮が29日にミサイルを発射したことを受け、ツイッターで金正恩朝鮮労働党委員長を「ちびのロケットマン」、「病気の子犬」と呼び、挑発した。
29日には中国の習近平国家主席と電話会談を行い、北朝鮮に対し圧力を掛けるよう呼び掛けていたが、30日のツイッターでは「北朝鮮から最近帰国した中国特使はちびのロケットマンに何の効果も及ぼさなかったようだ」と述べ、不満を口にした。
一方、ティラーソン米国務長官は北朝鮮問題に対する中国の取り組みを歓迎。その上で北朝鮮への原油輸出の制限を強化するよう要請した。
同長官は「中国は大いに努力しているが、原油に関してはさらなる取り組みが可能と考えている。原油(供給)を完全に絶つのではなく、さらに制限するよう要請している」と語った。
トランプ大統領が北朝鮮に対し敵対的な発言をする中、ティラーソン長官は北朝鮮が核プログラム放棄に前向きな姿勢を示すことを前提に対話の可能性に期待を示してきた。
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