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医療バイアグラ、英国で世界初の「市販薬」販売へ 危険な偽造薬対策にも
11月28日、米製薬大手ファイザーは、主力薬である勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」について、英国当局が処方箋なしでの販売を認めたと公表。処方箋なしでの販売を認めた国は英国が初めて。写真は2008年、トロントの薬局に置かれたバイアグラ(2017年 ロイター/Mark Blinch)
米製薬大手ファイザーは28日、主力薬である勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」について、英国当局が処方箋なしでの販売を認めたと公表した。処方箋なしでの販売を認めた国は英国が初めて。
バイアグラは現時点で、英国内では「処方箋薬」から「薬局で買える」医薬品に分類し直された唯一のED治療薬。1998年に発売後、ピーク時の2012年には世界での売上高が20億ドルを上回ったが、その後は特許期限切れに伴い減少。ファイザーは市販薬として販売することでブランド価値の拡大を狙っていた。
ファイザーは引き続きバイアグラを処方箋薬としても販売していくが、市販薬が入手できるようになれば、効果が不明な危険な偽造薬の利用が減る可能性がある。
英国医薬品庁(MHRA)の長期審査を経て分類が変更された。
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