最新記事
カルチャーCCCグループの映画コンペでグランプリ決定、入賞4作品が映画化へ
PR
右から、最終審査委員の原田美枝子(女優)、片岡翔、針生悠伺、ウエダアツシ、土橋章宏、最終審査委員の増田宗昭CCC代表取締役社長兼CEO
<未来の映画業界を担う若きクリエイター4人が夢への大きなチャンスを掴んだ>
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループで映像や出版などコンテンツ事業を手掛けるカルチュア・エンタテインメント株式会社(CE)と株式会社TSUTAYA(TSUTAYA)が主催する映画企画コンペ「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」(TCP)の最終審査が行われ、映像ディレクターの針生悠伺がグランプリに輝いた。
2015年のスタートから3度目の開催を迎えた今年は応募総数268の企画から7企画が最終審査に進んだ。そして11月16日、恵比寿ガーデンプレイスにファイナリストたちが一堂に会し、オリジナル作品の映画化を賭けて熱のこもったプレゼンを繰り広げた。
グランプリを獲得した針生の『2/1イチブンノニ(仮)』は、実の息子とそのクローンに愛情を感じてしまう父親の葛藤を描いたヒューマンドラマ。「命」という深いテーマをSFを切り口にして描いた作品だ。同作の構想後に子供を授かった針生は「自分の子供が生まれてから、より命のことを考えて愛のあるストーリーへと磨いていった」と語った。
準グランプリは、ウエダアツシの『モータープール(仮)』と片岡翔の『ザ・ドールハウス・ファミリー(仮)』が受賞。このほか特別賞に選ばれた土橋章宏の『水上のフライト(仮)』を含めた入賞作品には、5000万円の製作費と作品完成までの手厚いバックアップが約束される。
TCPは、クリエイターの発掘と育成を目的とした映像クリエイター発掘プログラム。来年1月20日には初代グランプリに輝いた中江和仁監督の映画『嘘を愛する女』が全国公開を迎え、プログラムの狙いとして「映像作品を育てたい」と語っている語っている、TSUTAYAとCEの中西一雄代表取締役社長の思いが一つ実現する。
CCCの増田宗昭・代表取締役社長兼CEOは「映画というものは生き方にインパクトを与える」と会場に語りかけた。人生を2時間に凝縮した「渾身」の映画作品を発掘することで、日本が楽しくなるよう応援を続けたい考えだ。