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金融ブレグジットでロンドン脱出の銀行員、給与3割減に直面へ
11月17日、英国の欧州連合(EU)離脱に伴って銀行員がロンドンから大陸欧州の金融ハブに移った場合、賃金水準が低下する可能性があるとの調査結果が公表された。写真は大手銀行の立ち並ぶロンドンの金融地区キャナリーワーフで16日撮影(2017年 ロイター/Toby Melville)
英国の欧州連合(EU)離脱に伴って銀行員がロンドンから大陸欧州の金融ハブに移った場合、賃金水準が低下する可能性があるとの調査結果が17日、公表された。
報酬調査会社のエモルメントによると、投資銀行業で最も上位のポジションの1つであるマネジングディレクターの年間平均給与は、ロンドンが47万8000ポンド(63万2633ドル)なのに対し、パリでは31万2000ポンド、フランクフルトが29万8000ポンド、ミラノが33万3000ポンドだった。
これはフロントオフィスに勤務する銀行員4475人の平均年収と賞与を合計したものだという。
9月のロイター調査によると、英国が欧州単一市場へのアクセスができなくなった場合、数年以内に1万人程度の金融職が国外に移動することになるとみられている。
エモルメントによると、投資銀行においては大半のジュニアアソシエイトからマネジングディレクターまで、あらゆるポジションにおいてロンドンでの給与が最も高い。
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