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ブレグジット英EU離脱巡る国民投票に第三国の介入疑惑 離脱派団体の資金を調査
10月23日、メイ英首相の報道官は、英国の民主主義は非常に強固で、これからもそうあり続けると指摘した。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る国民投票に海外からの介入があった可能性について、記者団からの質問に答えた。写真はロンドンで9月撮影(2017年 ロイター/Tolga Akmen)
メイ英首相の報道官は23日、英国の民主主義は非常に強固で、これからもそうあり続けると指摘した。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る国民投票に海外からの介入があった可能性について、記者団からの質問に答えた。
野党議員のベン・ブラッドショー氏は先週、国民投票に向けた活動資金の一部の出所が不明だと英オンライン誌「オープン・デモクラシー」が報じたことを受け、この報道について調査するよう政府に要請した。同氏は「海外、特にロシアによる西側の民主主義への介入を巡る懸念の広がりを踏まえ」、この問題を調査すべきだと議会で強調した。
メイ首相の報道官は記者会見で、首相がこの報道について懸念しているかと聞かれ「そうした懸念は認識していない」と答え、「われわれが常に述べている通り、英国の民主主義は世界で最も強固な制度の一つで、今後もそうあり続ける」と加えた。
オープン・デモクラシーは、離脱派団体「リーブEU」の創設者、アーロン・バンクス氏の資金について疑問を提起している。
バンクス氏は詳細には言及せず、この報道を否定した。
選挙委員会は4月、リーブEUの活動資金を調査していることを公表したが、調査の詳細は明らかにしなかった。
同委員会の広報担当者は、調査が継続中だとして完了するまで提供する情報はないとしている。
オープン・デモクラシーによると、英政府に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)に献金され、ブレグジットを巡る国民投票向けに使用された大規模な資金の出所も不明という。