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試写会リア充を追求しSNSに私生活をさらす末路は? 映画「ザ・サークル」試写会ご招待
「ザ・サークル」© 2017 IN Splitter, L.P. All Rights Reserved.
<テレビの世界でヒットしたリアリティーショー、そしてFacebookやTwitter、InstagramなどのSNS......。今や世界中の人びとは自らの私生活を他人に見せることに熱中している。こういったトレンドの行き着く先は? 映画「ザ・サークル」はそんな未来を予感させる作品だ>
映画「ザ・サークル」に登場する世界最大のSNSは、全人類がすべてを隠すことなくオープンにする完全な社会を目指す。誰もがいつでもつながり、お互いの体験をシェアしあい、最高に刺激的で、ハートウォームなイベントを共有する──。「すべてを隠さず」なんてあり得ない、と思う人も多いだろうが、FacebookやTwitterを利用している人の中には、自らのプライベートを知人に共有し、それが見ず知らずの人へと拡散されてしまった経験をもっている人もいるのではないだろうか? 映画「ザ・サークル」はそんな現代人のプライベートを見られることの快感と恐怖を描く。
地味で真面目な田舎の優等生から、SNS企業の社員としてエキセントリックなインフルエンサーへ変貌していく主人公を演じるのはエマ・ワトソン。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニーや『美女と野獣』のベルと、誰からも愛されるキャラクターを演じてきた彼女は、Twitterで2500万人を超えるフォロワーを持ち、自らの信条を発信するという点で、まさにうってつけのキャスティングだろう。そして、SNSによって犯罪やテロを根絶し、世界を改革しようとするカリスマ経営者を演じるのはトム・ハンクス。いつもの愛嬌たっぷりのトム・ハンクスとはひと味違う、影のある演技が印象的だ。
社会学者の古市憲寿はこの映画のために寄せたコメントの中で、SNS全盛の現代を「人々は、誰に強制されたわけでもないのに、進んで誰かの監視対象になろうとしているのだ。まるで映画『ザ・サークル』に登場する人々のように」と見通す一方で、これが決して目新しいことではないとも指摘。「劇中のサークル社が実現させようとしているのも、インターネットを使った新しいムラ社会だ。特にサークル社の企業風土はムラそのものである。興味深いのは、このようなムラ社会と、日本の相性が非常に良いことだ。なぜなら、日本の大企業は少し前まで、サークル社のようなムラ組織だった。時代が変わり、テクノロジーが進化しても、人間の行動原理はなかなか変わらない。一見すると新しい時代を描いた『ザ・サークル』であるが、実は、普遍的な人間の愚かさや、コミュニティが暴走する怖さを突きつけている」と語っている。
超巨大SNSが掲げる理想は人びとのすべてをさらすこと
[ストーリー] 世界No.1のシェアを誇る超巨大SNS企業〈サークル〉。創始者でありカリスマ経営者のベイリー(トム・ハンクス)が掲げる理想は、全人類がすべてを隠すことなくオープンにする"完全な"社会である。
憧れの最先端企業〈サークル〉社に採用され、日々奮闘する新人メイ(エマ・ワトソン)は、ある事件をきっかけにベイリーの目に留まり、新サービス〈シーチェンジ〉の実験モデルに大抜擢される。
自らの24時間をカメラの前に公開したメイは、またたく間に1000万人超のフォロワーを得てアイドル的存在になるのだが、その先には思わぬ悲劇が待ち受けていた......。
[監督・脚本]:ジェームズ・ポンソルト
[出演]エマ・ワトソン(『美女と野獣』)、トム・ハンクス(『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ)、ジョン・ボイエガ(『スター・ウォーズ』シリーズ)、カレン・ギラン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)、エラー・コルトレーン(『6才のボクが、大人になるまで。』)、パットマン・オズワルド(『LIFE!/ライフ』)、グレン・ヘドリー(『ドン・ジョン』)、ビル・パクストン(『タイタニック』)ほか
[配給]ギャガ
【オフィシャルサイト】gaga.ne.jp/circle
11月10日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ他全国ロードショー
今回、本作品の試写会に読者の方80組160名様をご招待します。
『ザ・サークル』試写会
日時:2017年10月30日(月)18:00開場/18:30開映(上映時間:110分)
会場:よみうりホール 千代田区有楽町1-11-1 読売会館7Fビル
応募締切:2017年10月6日(金)12:00
※当選の発表は試写状の発送をもって代えさせていただきます