最新記事

健康

セレーナ・ゴメスに腎臓をあげた親友に考えられる健康リスク

2017年9月19日(火)19時36分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

セレーナ・ゴメス(左)に腎臓を提供したフランシア・ライサ(右) TMZ News/YouTube

<2つある腎臓のうち1つを親友に提供した女優の話が美談になっているが、生体ドナーの健康に影響はないのか......>

女優セレーナ・ゴメスが施術を受けたことを公表し話題となった腎臓移植。昨年、ピープル誌のインタビューで難病の全身エリテマトーデス(SLE)と闘病していることを明かしていたゴメスは今年5月、恋人で歌手のザ・ウィークエンドのシカゴ公演のため訪れたシカゴで、腎臓の機能低下により病院に緊急搬送された。

急を要する容態のゴメスに腎臓を提供したのは、女優のフランシア・ライサ。これまでも仲の良い様子が報じられたことのある親友だ。メディアはこぞって、自らの体を呈してゴメスを救った「美しい友情物語」を報じている。

しかし、一般的にリスクが低いとされる腎臓の移植手術ですら、少なからず懸念事項があるのも事実だ。今後のライサの健康にリスクを指摘する声が上がっている。

I'm very aware some of my fans had noticed I was laying low for part of the summer and questioning why I wasn't promoting my new music, which I was extremely proud of. So I found out I needed to get a kidney transplant due to my Lupus and was recovering. It was what I needed to do for my overall health. I honestly look forward to sharing with you, soon my journey through these past several months as I have always wanted to do with you. Until then I want to publicly thank my family and incredible team of doctors for everything they have done for me prior to and post-surgery. And finally, there aren't words to describe how I can possibly thank my beautiful friend Francia Raisa. She gave me the ultimate gift and sacrifice by donating her kidney to me. I am incredibly blessed. I love you so much sis. Lupus continues to be very misunderstood but progress is being made. For more information regarding Lupus please go to the Lupus Research Alliance website: www.lupusresearch.org/ -by grace through faith

Selena Gomezさん(@selenagomez)がシェアした投稿 -

(左からフランシア・ライサとセレーナ・ゴメス)


12万人が「腎臓待ち」

どんな手術にもリスクは付き物だが、健康な腎臓の需要は高まっている。全米腎臓財団によると、腎臓移植を待つウェイティングリストに名を連ねる患者は10万人を超える。現在実施されている移植の多くは、死亡したドナーから提供を受けたもので、同組織によれば、2014年のドナーのうち死亡者が7761人、生体(生存している人)は5538人だった。

今回のゴメスのケースは生体ドナーからの移植に当たるが、ジョンズ・ホプキンズ大学医学部の専門家は、生体ドナーのその後の健康に影響が出る可能性を指摘している。

【参考記事】マラソンでランナーの腎臓が壊される
【参考記事】臓器売買に走るマイクロクレジットの闇

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

世界の海運会社、アフリカ経由に航路変更 中東貨物に

ビジネス

バークシャー、日本五大商社株約10%保有 「米投資

ワールド

アマゾン、UAEのデータセンターに物体衝突で火災

ワールド

ドイツ、イランの核武装阻止目指す立場で米と一致=首
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報復攻撃、民間インフラも対象に
  • 4
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 5
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 6
    【銘柄】「三菱重工業」の株価上昇はどこまで続く...…
  • 7
    【銘柄】「ファナック」は新時代の主役か...フィジカ…
  • 8
    米・イスラエルの「イラン攻撃」受け、航空各社が中…
  • 9
    「高市大勝」に中国人が見せた意外な反応
  • 10
    最高指導者ハメネイ師死亡(イラン発表)、トランプ…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 7
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中