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北朝鮮北朝鮮、ミサイル発射するも失敗 打ち上げ直後に空中爆発か
写真は北朝鮮が6日施行した4発の弾道ミサイル発射訓練のようす (c)로동신문
<北朝鮮が16日ぶりにミサイル発射実験を行ったが、打ち上げ直後に失敗に終わった。だが、来月には金日成の生誕105周年と軍創設85周年を控えており、今後も北朝鮮のミサイル発射は続くものと見られる>
北朝鮮が午前7時ごろにミサイルを発射したが失敗に終わった。
韓国メディア東亜日報などによると、韓国国防部は「北朝鮮が22日午前、江原道元山の飛行場一帯でミサイル1発を発射したが失敗したと推測される」と明らかにした。
さらに「韓国と米国は関連する内容について認識している。ミサイルの種類などその他、詳細については現在確認中だ。韓国軍は北朝鮮のミサイル追加発射などの可能性に備えている」と述べた。
軍当局は、「北朝鮮のミサイル発射状況は、米国の偵察衛星に捕捉され、韓米の情報当局がリアルタイムで検出した。北朝鮮は移動式発射車両(TEL)で、弾道ミサイル1発を発射した。だがミサイルは発射直後、レーダーから消えた。発射直後に推進機関に異常が発生し、空中爆発したとみられる」と明かした。
北朝鮮は今回ミサイルを発射した元山一帯で昨年ムスダン型中距離ミサイル(IRBM)を8回も発射し、7回も失敗したことがあるため、今回もムスダンミサイルの発射実験をした可能性があるとみられる。 また、新型固体エンジンを搭載した短距離ミサイルの試験発射を試みた可能性もある。
北朝鮮は今月6日にも平安北道東倉里から日本海に向けて弾道ミサイル4発を発射しており、このうち3発は1,000kmあまりを飛んで日本の排他的経済水域(EEZ)に到達していた。
来月に向けさらなるミサイル発射の可能性
韓国メディア聯合ニュースによると、北朝鮮の今回のミサイル発射は、韓国軍と駐韓米軍が進行中の大規模合同軍事訓練に対する反発とみられる。指揮系統の訓練であるキー・リゾルブは24日まで、実技合同訓練であるキー・イーグルは来月末まで続く。また、先週韓国を訪問したティラーソン米国務長官が「軍事的手段も含む、様々な方法で北朝鮮に対する圧力を高める」と明らかにしたことに対する反発という観測も出ている。
韓国軍当局は、北朝鮮が来月15日、金日成の生誕105周年と軍創設85周年を控え、さらなる挑発をする可能性があると見て、北朝鮮の動向を注視している。