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アメリカ経済米貿易統計、トランプが再輸出品を念頭に新算出方法の採用検討
2月19日、WSJ紙によると、トランプ米大統領は、米国の貿易統計ついて、通商協定再交渉に向けた政治的議論を高めるような算出方法の採用を検討している。サウスカロライナ州で17日撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)
19日付の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が関係筋の話として伝えたところによると、トランプ米大統領は、米国の貿易統計ついて、通商協定再交渉に向けた政治的議論を高めるような算出方法の採用を検討している。
同紙によると、いったん米国に輸入され、その後他国へ輸出された「再輸出品」の扱いが焦点になっている。新たな算出方法では、対メキシコの貿易赤字は現在の約2倍になるという。
トランプ大統領は北米自由貿易協定(NAFTA)など、既存の通商協定に批判的。貿易赤字を拡大させるような算出方法を採用することで、通商協定改定に向けた政治的勢いが加速するとWSJ紙は指摘している。
米国通商代表部(USTR)のスタッフは、新たな方法で統計を作成することに反対したという。