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トランプ政権、暴力思想対策をイスラム過激主義に特化へ

2017年2月2日(木)10時10分

 2月2日、米当局が暴力的思想をコミュニティーとの協力や教育などを通じて阻止しようと導入しているプログラム「暴力的過激主義対策(CVE)」について、トランプ政権がイスラム過激主義に的を絞った内容に変更する方針であることが分かった。写真はレックス・ティラーソン氏(右から2番目)の国務長官就任セレモニーの模様。ホワイトハウスで1日撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

米当局が暴力的思想をコミュニティーとの協力や教育などを通じて阻止しようと導入しているプログラム「暴力的過激主義対策(CVE)」について、トランプ政権がイスラム過激主義に的を絞った内容に変更する方針であることが分かった。関係者5人が明らかにした。

それによると、プラグラム名は「イスラム過激主義対策」などに変更され、過去に爆破や銃撃事件を起こした白人至上主義グループなどは対象から外される見込み。

一部のCVE支援者は、イスラム圏7カ国の市民の入国を制限する大統領令で混乱が広がる中、名称変更で米政府とイスラム教徒の協力がさらに困難になると危惧。ただ、CVEを巡っては、支援者からも効果的ではないとの声が出ていた。

[ワシントン/サンフランシスコ 1日 ロイター]


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