ウクライナ首都に夜間攻撃、9人死亡・70人以上負傷=当局

4月24日、ウクライナの首都キーウがロシアのミサイルとドローン(無人機)による夜間攻撃を受け、火災が発生し、建物が破壊されたほか、住民ががれきに埋まり、9人が死亡、70人以上が負傷した。写真はキーウ上空で爆発する弾道ミサイル。24日撮影(2025年 ロイター/Gleb Garanich)
[24日 ロイター] - ウクライナの首都キーウがロシアのミサイルとドローン(無人機)による夜間攻撃を受け、火災が発生し、建物が破壊されたほか、住民ががれきに埋まり、9人が死亡、70人以上が負傷した。ウクライナ国家非常事態庁が24日に発表した。
負傷者には子ども6人が含まれ、がれきの下敷きになっている人々の捜索が続けられているという。
最も被害が深刻だったのは市中心部の西に位置するスビャトシンスキー地区で倒壊した集合住宅。通信アプリ「テレグラム」に投稿された写真には、投光器で照らされ、がれきの山を慎重に進み、建物の外壁に沿って伸びるはしごをよじ登る救助隊の姿が写っている。
同庁によると、首都の13カ所で救助隊が活動。火災は40件発生した。
首都では6時間にわたって空襲警報が発令された。
ウクライナ北東部に位置する国内第2の都市ハリコフでもミサイル攻撃があり、2人が負傷。ハリコフ市のテレホフ市長がテレグラムに投稿した。
また、キーウの西に位置するジトーミル州でも被害があり、当局によると、ロシア軍が火災現場にいた救助隊を繰り返し攻撃し、隊員1人が負傷した。
ウクライナ国鉄によると、鉄道インフラが攻撃を受け、鉄道員2人が負傷した。