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アメリカ政治トランプタワー警備に27億円、NY市が政府に請求へ
2月22日、トランプ米大統領が所有するニューヨーク・マンハッタンの「トランプタワー」の警備に関連し、米大統領選投票日から大統領就任式までの間に、約2400万ドルの費用がかかったことがわかった。写真はトランプタワーを警備するニューヨーク市警の警官。マンハッタンで昨年11月撮影(2017年 ロイター/Darren Ornitz)
トランプ米大統領が所有するニューヨーク・マンハッタンの「トランプタワー」の警備に関連し、米大統領選投票日から大統領就任式までの間に、約2400万ドル(約27億円)の費用がかかったことがわかった。米ニューヨーク市警のジェームズ・オニール署長が22日、明らかにした。1日当たり30万8000ドルとなる。
ニューヨークのデブラシオ市長の報道官は、「連邦政府に全額を返還するよう求めている」と、ロイターに語った。
オニール署長は声明で、市警は今、大統領の家族の警護と市民の保護という2役を担っていると指摘。「トランプタワーは、米国に対してテロ攻撃を仕掛けようとする人々のターゲットになっている。私たちの限られたテロ対策能力を超えている」と語った。
デブラシオ市長は12月、トランプタワーに当時住んでいたトランプ氏の警護に関連し、最大で3500万ドルの支払いを米政府に要求。最終的には2400万ドルとこれより低かったが、オニール氏によると、警察の警護に加え、同市の消防局も170万ドルを負担していたという。
トランプタワーには、メラニア夫人と息子のバロン君が現在も居住している。