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EU英財務相「トルコのEU加盟はない」、移民めぐり離脱派に反論
2016年6月9日(木)10時11分
6月8日、オズボーン英財務相(写真)は、トルコが欧州連合(EU)に加盟することはないとの見解を示し、英国のEU残留への支持を訴えた。離脱派はトルコがEUに加盟すれば、移民が増えると主張している。北アイルランドのベルファストで5日撮影(2016年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
オズボーン英財務相は8日、トルコが欧州連合(EU)に加盟することはないとの見解を示し、英国のEU残留への支持を訴えた。離脱派はトルコがEUに加盟すれば、移民が増えると主張している。
同相は、BBCテレビに対し「私の生涯においてそれが起きるとは思わない」と語った。
離脱派は、一部の有権者が懸念する移民問題を焦点に離脱への支持を呼びかけている。
EU離脱か残留かを問う国民投票までわずか2週間余りとなる中、世論調査では離脱支持と残留支持が拮抗(きっこう)している。
オズボーン氏は、2010年にキャメロン首相がトルコのEU加盟を支持する意向を表明したことについて質問され、「トルコは逆戻りしている。民主主義や人権に関する懸念がある」と指摘。
「トルコは現時点でEUに加盟すべきでないというのが英国政府の立場だ」と語った。
[ロンドン 8日 ロイター]
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