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北朝鮮が核開発拡大、核兵器最大21基保有の恐れ

2016年6月15日(水)10時23分

6月14日、北朝鮮が核開発を大幅に拡大させており、過去1年半の間に保有する核兵器の数が少なくとも6基増加した可能性があるとの見方を米シンクタンクが示した。写真はミサイルの説明を受ける金正恩氏。KCNA提供。平壌で3月撮影(2016年 ロイター)

米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は14日、北朝鮮が核開発を大幅に拡大させており、過去1年半の間に保有する核兵器の数が少なくとも6基増加した可能性があるとの見方を示した。

同研究所は昨年、北朝鮮が保有する核兵器の数は2014年末時点で10─16基だったとする報告書を公表。ロイターが今回入手した報告書では、現在は13─21基、もしくはこれ以上を保有している可能性があるとしている。

今回の推測には、北朝鮮が建設した可能性があるとされている2カ所目の遠心分離施設で精製された可能性のある高濃縮ウランは反映されていない。

同研究所は「北朝鮮が核兵器能力を大幅に拡大させている可能性がある」と警告。この拡大の大部分は兵器級ウランの精製によるものとの見方を示した。

同研究所はまた、寧辺(ニョンビョン)の核施設で何らかの活動が行なわれている可能性があることを独自に確認したと報告。今月8日に撮影された衛星写真からは直接的な証拠は得られなかったものの、核兵器製造に必要なプルトニウムの抽出が行なわれていることを示す間接的な動きは察知したとしている。



[ワシントン 14日 ロイター]


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