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タリバン米軍ドローン空爆でタリバン指導者マンスール師を殺害か
アフガン政府とタリバンの和解交渉の障害となったマンスール師を殺害
5月21日、米軍は、アフガニスタンの反政府勢力タリバンを率いるマンスール師(写真)を標的に、無人機による空爆をアフガンとパキスタンの国境付近で実施した。マンスール師は死亡した可能性が高い、と見られる。写真はタリバン提供。撮影日不明(2016年 ロイター)
米軍は21日、アフガニスタンの反政府勢力タリバンを率いるマンスール師を標的に、無人機による空爆をアフガンとパキスタンの国境付近で実施した。米政府筋によると、マンスール師は死亡した可能性が高い。
空爆の実施はオバマ米大統領が承認した。米国防総省のピーター・クック報道官は、マンスール師を標的に空爆を実施したことを確認したが、生死についてはコメントを控えた。一方、複数の米政府筋は、ロイターに対して匿名を条件に、マンスール師は死亡したようだと語った。
クック報道官は「われわれは現在、空爆の成果について評価している段階にある。適切な時期が来れば、一段の情報を公開する」と述べた。
政府高官によると、空爆は21日1000GMT(日本時間午後7時、パキスタンでは午後3時)に実施した。米軍特殊部隊は、マンスール師と別の戦闘員がパキスタン側を車両で移動中に空爆したという。
クック報道官は、マンスール師について「アフガニスタン政府とタリバンとの間の和解の障害」だったと指摘。マンスール師は数々の攻撃計画に関与し、米軍やアフガン軍、同盟軍を脅かした、と主張した。