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シリア内戦停戦条件で米ロが暫定合意、数日中にオバマ、プーチンが最終協議へ
一方、首都ダマスカス南部などで爆弾攻撃が相次ぎ150名近くが死亡
2月21日、ケリー米国務長官(写真)はヨルダンの首都アンマンで会見し、シリア内戦の停戦条件についてロシアのラブロフ外相と暫定合意したと明らかにした。(2016年 ロイター/Muhammad Hamed)
ケリー米国務長官は21日、ヨルダンの首都アンマンで会見し、シリア内戦の停戦条件についてロシアのラブロフ外相と暫定合意したと明らかにした。
ケリー長官は「敵対行為の停止に関する条件で暫定的な合意に達し、(停戦が)数日中に開始される可能性がある」とし、「これまで以上に停戦に近付いている」と述べた。
ただ、未解決の問題もあるとし、数日中にオバマ米大統領とプーチン・ロシア大統領が協議するとの見通しを示した。
ロシア外務省も両外相が21日、停戦条件について電話会談したと発表したが、過激派組織「イスラム国」など、国連安保理が「テロリスト」と認定する組織に対する作戦は協議されていないと明かした。
一方、シリア国内ではこの日、爆弾攻撃が相次いだ。英国を拠点とするシリア人権監視団によると、首都ダマスカス南部では複数回の爆発により少なくとも87人が死亡。中部ホムスでは2回の自動車爆弾で少なくとも59人が死亡した。
ダマスカス南部の現場はイスラム教シーア派の寺院がある地区。ホムスの爆発とともに「イスラム国」が犯行声明を出した。