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アメリカ社会スタバ究極の無添加フラペチーノは昆虫風味
スターバックスの人気商品の色づけに意外な「自然素材」が使われていることが明らかに
知らぬが仏? 人工着色料の使用を減らす取り組みには副作用も Joel Boh-Reuters
自社商品に含まれる人工着色料を減らす取り組みを進めているスターバックス。その一環で「ストロベリー・フラペチーノ」の淡いピンク色を出す染料として新たに採用したのは、虫を原料とするコチニール色素だという。
英デイリー・メール紙によれば、同社は完全菜食主義者からの問い合わせに答える形で声明を発表。ストロベリー・フラペチーノのピンク色にコチニールカイガラムシ、いわゆる「エンジムシ」から抽出した赤い色素を使っていることを明らかにした。
コチニール色素は15世紀から染物などに使われてきた「自然素材」で、今では肉やアルコール飲料、菓子やチーズなどの食品や化粧品の着色に広く使われている。FDA(米食品医薬品局)は安全性にお墨付きを与えているが、WHO(世界保健機関)は一部の人に喘息やアレルギー反応が出る場合があると警告している。
完全菜食主義からの批判に対し、スターバックスは「わが社は商品に含まれる人工物を最小限にすることを目標としている」と回答している。「ストロベリー色の原料は完全菜食主義向けではないが、それを使うことで人工着色料の使用を避けられる」