最新記事
OpenAI

OpenAIがマスクを逆提訴...営利化巡る訴訟で「嫌がらせ」

2025年4月10日(木)13時10分
イーロン・マスク

生成人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは9日、同社の営利化を巡り訴訟を起こした実業家イーロン・マスク氏が嫌がらせ行為を行っているとして、「違法で不当な行為」の差し止めを求め、同氏を逆提訴した。写真は3月24日、ホワイトハウスで撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)

生成人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは9日、同社の営利化を巡り訴訟を起こした実業家イーロン・マスク氏が嫌がらせ行為を行っているとして、「違法で不当な行為」の差し止めを求め、同氏を逆提訴した。

オープンAIは現在の資金調達ラウンドで400億ドル全額を確保するために年内に営利企業への移行を完了させる必要がある。


同社は裁判所への提出文書で、マスク氏が悪質なキャンペーンを展開し、Xのフォロワー2億人超に拡散したり、オープンAIの資産に対する見せかけの買収提案を行ったりするなど、同社に損害を与えるために利用可能なあらゆる手段を試みたと主張。

マスク氏がこれ以上攻撃しないよう求めるとともに、すでに受けた損害に対し、マスク氏の責任を追及するよう求めた。

双方は来年春に陪審裁判を開始する予定。

マスク氏の弁護団はコメント要請に応じていない。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 トランプ関税大戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月15日号(4月8日発売)は「トランプ関税大戦争」特集。同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


自動車
DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ──歴史と絶景が織りなす5日間
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドルは上昇へ、債券市場の小さな問題は解決=トランプ

ビジネス

トランプ氏、スマホ・PCなど電子機器の関税を免除 

ワールド

アングル:中国にも「働き方改革」の兆し、長時間労働

ワールド

グリーンランドに「フリーダムシティ」構想、米ハイテ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    車にひかれ怯えていた保護犬が、ついに心を開いた瞬間...胸に顔をうずめた姿に世界が涙
  • 3
    凍える夜、ひとりで女性の家に現れた犬...見えた「助けを求める目」とその結末
  • 4
    シャーロット王女と「親友」の絶妙な距離感が話題に.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 7
    「世界で最も嫌われている国」ランキングを発表...日…
  • 8
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 9
    娘の「眼球が踊ってる」と撮影、目の「異変」は癌が…
  • 10
    ひとりでさまよっていた老犬...盲目で耳も聞こえず、…
  • 1
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    凍える夜、ひとりで女性の家に現れた犬...見えた「助…
  • 5
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 6
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 7
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 8
    「やっぱり忘れてなかった」6カ月ぶりの再会に、犬が…
  • 9
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 10
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中