Newsweekアーカイブ&スペシャルリポート
中国vs世界
新・超大国と世界の新しい関係
東シナ海や南シナ海の海洋権益では一歩も譲らず、国内の民主活動家にノーベル平和賞が与えられれば逆上する――やっかいな「新・超大国」中国と世界は新たな冷戦期に突入したのか。
Photo: Alfred Cheng Jin-Reuters
ノーベル平和賞で中国は目覚めるか?
劉の受賞によって、過去10年以上で中国が経験したことのない広範な民主化議論が巻き起こる可能性もある
中国はなぜ横暴か
「平和的台頭」を捨て去り、権益を脅かす者には牙をむく。「新・超大国」と世界の新しい関係
漁夫の利を得る世界戦略
アメリカが戦争をした国で儲けてきた中国。怖いのは軍事力ではなく、培ってきた経済的影響力だ
太る中国、干からびるロシア
このままではロシアは中国の燃料タンクになる。脱・依存を目指すなら競争力を磨くべきだ
愛国世論というモンスター
共産党の指導部が右傾化する国民に怯えて情報を隠し続ければ、大きな代償を払う羽目に
米中貿易戦争、その現実味
あくまで自己中心的な経済政策を続ける中国。報復合戦は避けられない状況に
尖閣諸島危機は日本の好機だ
尖閣諸島から南シナ海まで中国は勢力拡張を目論むが、それは日本が地域外交で指導力を発揮するチャンスだ
日中激突時代のプレリュード?
尖閣諸島で起きた漁船衝突事件の背景には東アジアのパワーシフトがある
中国の世界戦略に立ちふさがる「壁」
経済力の次はソフトパワーで勝負——だが中国は文化の発信力や対外援助の面でまだまだアメリカに及ばない