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日本を標的にする「サイバー攻撃者」ランキング 2位は中国政府系グループ...奪われたデータの行方は?
日本で最も活発に活動しているサイバー攻撃グループ
日本で最も活発に活動しているサイバー攻撃グループは、ラザルスと中国政府系サイバー攻撃グループの「MISSION2025(別名APT41)」、そしてロシアの複合サイバー犯罪組織「FIN7」や「FIN11」、「TA504」などが確認されている。
観測されたマルウェアの上位は、攻撃グループとの相関性が高い。MISSION2025と繋がりのあるマルウェア「Winnti」と「PlugX」や、ラザルスが使う「NukeSped RAT」と「Tofsee」、ランサムウェア攻撃を行うロシアのサイバー犯罪組織が使う「エモテット(Emotet)」。「Cobalt Strike」というマルウェアは非常に効果的なので誰もが使用している。もっとも、検出した合計331個のマルウェアのうち58個が未知の、いわゆるカスタムツールだった。
攻撃手法を見ると、Cyfirma社の高度遠隔測定システムでは、例えば、サイバー攻撃でよく使われるフィッシング(詐欺メールなど)のキャンペーンを過去6カ月は合計60万8999件検出している。このサンプル数によって、全体的な脅威の状況を十分に把握することができる。日本ではフィッシングメールなどの送信元として悪用されているのは、「物流・宅配便」、「金融」、「eコマース」が目立つ。宅配の偽メッセージなどがそれだ。
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