NZ企業信頼感、第1四半期は改善 企業なお慎重=シンクタンク

民間シンクタンク、ニュージーランド経済研究所(NZIER)が4月8日発表した第1・四半期の企業信頼感は前期から改善した。オークランドで2023年8月撮影(2025年 ロイター/Molly Darlington)
[ウェリントン 8日 ロイター] - 民間シンクタンク、ニュージーランド経済研究所(NZIER)が8日発表した第1・四半期の企業信頼感は前期から改善した。多くの企業で活動低迷が続いている状況を踏まえると予想外という。
業況全般が「改善する」と回答した企業から「悪化する」と回答した企業を引いた割合は19%で、前期の16%から改善した。
季節調整済みでは23%、前期は9%だった。
ただNZIERは「今後の状況改善には期待があるが、企業はなお雇用と投資に慎重」と指摘した。
第1・四半期の設備稼働率は90.5%と前期の91.3%から低下した。
調査は2月27日から3月31日に実施。米国その他諸国が先週導入した関税による心理への影響や、市場にもたらすボラティリティーは考慮されていない。