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パキスタン列車襲撃、人質155人を救出 数十人依然拘束=情報筋

2025年03月12日(水)16時02分

 3月12日、パキスタン治安筋は南西部バルチスタン州で11日に発生した列車襲撃事件について、乗客155人を救出したと明らかにした。写真は、パキスタンのバルチスタン州クエッタの鉄道駅で、分離主義武装勢力に襲撃された列車から救出された乗客。12日撮影(2025年 ロイター)

Asif Shahzad

[イスラマバード 12日 ロイター] - パキスタン治安筋は南西部バルチスタン州で11日に発生した列車襲撃事件について、乗客155人を救出したと明らかにした。パキスタン政府は数十人が人質となっており、救出作戦を継続していると発表した。

襲撃されたのはバルチスタン州の州都クエッタから北西部ペシャワルに向かう列車で、同州の独立を要求する分離主義武装勢力「バルチ解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。

軍によって拉致されたとされるバルチスタンの政治犯、活動家、行方不明者が48時間以内に解放されなければ、人質の処刑を開始すると主張している。

情報筋によると、武装勢力は「自爆ジャケット」を着用した人物を人質の隣に配置している。拘束されている正確な人数は明らかにされていない。

BLAは11日、214人を人質にしていると主張していた。ある治安筋はロイターに対し、列車襲撃時の乗客は425人だったと語った。

内務省は声明で、人質救出作戦が進行中と説明した。治安筋はこれまでに27人が死亡したと述べた。

ロイター
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