米政権、イスラエル向け30億ドル武器売却を議会に通知
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米国防総省は28日、国務省が約30億ドルのイスラエル向け武器売却計画を承認したと発表した。ヨルダン川西岸ジェニンで23日撮影(2025年 ロイター/Raneen Sawafta)
Mike Stone
[ワシントン 28日 ロイター] - 米国防総省は28日、国務省が約30億ドルのイスラエル向け武器売却計画を承認したと発表した。売却計画は28日午後に議会に通知された。
議会に通知するには、まず上下両院の外交委員会が計画の内容を審査する手続きを取るのが慣例だが、その手続きを取ることなく議会に通知した。
売却計画には、2000ポンド爆弾用の汎用爆弾本体やバンカー破壊用2000ポンド爆弾が含まれ、2026年に納入開始を予定。一部は米国の備蓄から供給される可能性があるとしている。さらに28年納入予定の6億7500万ドル相当のパッケージ、2億9500万ドル相当のパッケージを通知した。
トランプ政権は2月上旬にも74億ドル相当の武器売却計画を審査手続きを経ずに議会に通知した。