オープンＡＩアルトマン氏、来週インド訪問 高官と面会も＝関係筋

生成ＡＩ（人工知能）「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩのサム・アルトマン最高経営責任者（ＣＥＯ）が来週インドを訪問することが複数の関係筋の話で分かった。２０２３年６月撮影（２０２５年　ロイター/Amir Cohen）

Aditya Kalra　Munsif Vengattil

[ニューデリー ２９日 ロイター] - 生成ＡＩ（人工知能）「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩのサム・アルトマン最高経営責任者（ＣＥＯ）が来週インドを訪問することが複数の関係筋の話で分かった。オープンＡＩがインドで法的問題に直面する中、２０２３年以来の訪印となる。

関係筋によると、アルトマン氏は２月５日にニューデリーを訪問する。政府高官との面会も検討されているという。ただ、日程は確定されておらず、変更される可能性もあるとしている。

この件に関して、オープンＡＩやインド首相府からコメントは得られていない。

オープンＡＩによると、インドは米国に次ぐ第２位の市場。アルトマン氏は２３年にインドを訪問した際、ニューデリーでモディ首相と面会し、インドのテクノロジー分野でのＡＩの可能性などについて協議した。

ただその後、オープンＡＩはインドで法的問題に直面。インドの通信社ＡＮＩがニューデリーの裁判所にオープンＡＩによる著作権侵害を訴え、出版社のほか、インド有数の富豪であるムケシュ・アンバニ氏やゴータム・アダニ氏が所有する企業を含む十数のデジタルメディアが訴訟に加わった。

オープンＡＩは公開データのみを使用していると主張。インドの裁判所に裁決する権限はないとの立場を示している。