トランプ氏、プーチン氏と近く会談の意向 戦争終結望む
トランプ米大統領は23日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でオンライン形式で演説し、ロシアのプーチン大統領と近いうちに会談し、ウクライナとの戦争を終結させたいと述べた。2019年6月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ダボス(スイス)/ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でオンライン形式で演説し、ロシアのプーチン大統領と近いうちに会談し、ウクライナとの戦争を終結させたいと述べた。
トランプ氏は「経済やその他の観点からではなく、数百万人の命が失われているという観点からの考えだ。われわれは本当にこの戦争を止めなければならない」と述べた。
その上で、和平に向けた取り組みが現在進められていると示唆したが、具体的な内容には言及しなかった。
トランプ氏は核軍縮に取り組む意向も表明。ロシアと中国も核能力削減に応じる可能性があるとの見方を示した。
米中関係は極めて良好との認識を示し、中国がロシア・ウクライナ戦争の終結に協力することに期待を表明。「中国は大きな影響力を持っている」とし、「共に力を合わせ、この事態を終わらせることを望む」と語った。
同日午後にホワイトハウスで行われた記者会見では、トランプ氏は「聞いたところによると、プーチン大統領は私に会いたいと言っている。できるだけ早く出発するつもりだ。すぐにでも会いたい」とし、「会わない日が続けば、兵士たちが戦場で殺されていく」と述べた。
また、ウクライナのゼレンスキー大統領が、戦争終結に向けた合意を実現させる用意があるという考えを自身に示したとも述べた。