ニュース速報
ワールド

米、中国製自動車ソフト・部品規制を最終調整

2025年01月15日(水)08時42分

1月14日、バイデン米政権は、中国製の車両ソフトウエアやハードウエアに対する規制の一環として、ほぼ全ての中国製自動車とトラックを米市場から実質的に排除する規則を最終調整している。写真は中国・連雲港で2018年4月撮影(2025年 ロイター)

David Shepardson

[ワシントン 14日 ロイター] - バイデン米政権は、中国製の車両ソフトウエアやハードウエアに対する規制の一環として、ほぼ全ての中国製自動車とトラックを米市場から実質的に排除する規則を最終調整している。

レモンド商務長官はロイターの先週のインタビューで、安全保障上の懸念に言及し「200万台の中国製自動車が道路を走るようになってから脅威が存在すると気づくのは望ましくないため、非常に重要な措置だ」と述べていた。

米商務省は昨年9月、インターネットに接続するコネクテッドカー(つながる車)で中国製のソフトやハードの搭載を禁止する措置を発表。ソフトの禁止は2027年モデルから、ハードの禁止は29年から実施するとした。

最終規則では、重量1万ポンド以上の車両は適用外とするなど一部修正を加えた。

同省は13日、トラックやバスを含む大型商用車で中国製ソフトとハードを禁止する規則を近く提案する方針を明らかにした。最終決定はトランプ次期政権に委ねられる。

新規則発効前に開発された中国製ソフトについては、中国企業が保守を担当しない限り、禁止対象外とするという。政権高官によると、これにより、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターは一部の中国製自動車の輸入を継続できる可能性がある。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏、サービス価格低下へ 先行きは不透明=レー

ワールド

韓国大統領を拘束、現職で初 尹氏「流血避けるため出

ビジネス

英企業信頼感、第4四半期は2年ぶり低水準 税制懸念

ワールド

EXCLUSIVE-シリア中銀新総裁、金融政策の独
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 5
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 6
    日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で…
  • 7
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 8
    ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローン…
  • 9
    トランスジェンダーを抹消か...トランプ政権、気候変…
  • 10
    LA史上最悪の山火事が招いた、ハリウッド映画のよう…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中