ニュース速報
ワールド

国連、イスラエルにパレスチナ占領終わらせる決議案を来週採決へ

2024年09月10日(火)14時17分

国連総会は来週、イスラエルに対し「パレスチナ占領地における不法なプレゼンス」を6カ月以内に終わらせるよう求める決議案を採決する見通しだ。写真は国連本部内で、5月に撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

Michelle Nichols

[国連 9日 ロイター] - 国連総会は来週、イスラエルに対し「パレスチナ占領地における不法なプレゼンス」を6カ月以内に終わらせるよう求める決議案を採決する見通しだ。

パレスチナ自治政府が作成し、ロイターが確認した決議案は、イスラエルによるパレスチナ自治区の占領と入植活動は違法で、撤退すべきだとする7月の国際司法裁判所の勧告的意見を受け入れることが主な目的。

国際司法裁判所は「可能な限り速やかに」撤退すべきとしているが、国連総会の決議案は6カ月以内という期限を設けている。

アラブ・グループ、イスラム協力機構、非同盟運動が9日、193カ国が加盟する国連総会で9月18日に採決するよう求めた。決議案の文言は採決前に修正される可能性がある。

採決は世界の指導者が国連の年次会議でニューヨークに到着する数日前となる。

イスラエルのダノン国連大使は「この不名誉な決議案を全面的に拒否し、代わりにイスラム組織ハマスを非難し人質全員の即時解放を求める決議案を採択する」よう国連総会に求めた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

村田製、みずほ銀・三井住友海上などが保有株売り出し

ビジネス

東京海上HD、ID&EHDへのTOB期間を延長 2

ビジネス

12月訪日外国人は単月最高の約349万人、年間も過

ビジネス

米ファンドのダルトン、フジHDに調査を要求 中居さ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン」がSNSで大反響...ヘンリー王子の「大惨敗ぶり」が際立つ結果に
  • 4
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 5
    ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローン…
  • 6
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 7
    日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で…
  • 8
    TikTokに代わりアメリカで1位に躍り出たアプリ「レ…
  • 9
    【随時更新】韓国ユン大統領を拘束 高位公職者犯罪…
  • 10
    ロシア軍高官の車を、ウクライナ自爆ドローンが急襲.…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 6
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 7
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 8
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 9
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中